モザイク事件帳(小林 泰三/著)

SF、ホラー、そしてミステリー。
いろんな顔を持つ小林泰三氏のモザイク事件帳を読了しました。


モザイク事件帳のタイトルが示すとおりジャンルはミステリーで、「大きな森の小さな密室」・「氷橋」・「自らの伝言」・「更新世の殺人」・「正直者の逆説」・「遺体の代弁者」・「路上に放置されたパン屑の研究」の7編からなる連作集です。


ミステリーでは「作家は神」なんてよく言われますが、この作家はまさに神の手を使ってモザイク事件帳で楽しそうに躍動しています。その様は読んでいてうらやましくなるくらい。


いちばん印象に残ったのは最後に収録されている「路上に放置されたパン屑の研究」。
読了したとき他のストーリーは、まるでこの作品をクライマックスに持ってくるための布石のように感じました。


モザイク事件帳の作中登場するアクの強い探偵たちは、調べてみると他にもあちこちのミステリー作品に顔を出している様子。これから関連作品を追跡調査してみようと思います。




気になる評価は・・・★★★☆☆

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。