耳をふさいで夜を走る(石持 浅海/著)

ギリシャ神話に登場した人物「カイニス」の次はアルラウネ(マンドレイク)。つくづく物知りなのだなと感心しながら耳をふさいで夜を走るを読了しました。


これまで手に取った作品は、難解なミステリーに対して優れた洞察力で立ち向かうキャラクターを描くイメージが強かったのですが、耳をふさいで夜を走るはまたちょっと毛色が違い主人公が連続殺人犯です。


自分には捜査の手が及ばないように3人の美女の殺害計画を立てる並木直俊。庇護していた女性達を、なぜ自分の手にかけないといけないのか?

そして『覚醒』とは、何に目覚めるのか?


優れた洞察力は犯行のために使われ、次第にクライマックスへと進んでいきます。
ハードカバーで315ページとボリューム的には少なくないのですが、展開が気になって一気読みしてしまいました。ストーリー自体が一晩の出来事ですから、リアルタイムで体験できたのかも・・・。


そして気がついた時には、主人公に追随するように自分自身も『覚醒』していて見事に石持氏の術中にハマってしまっていました。う〜む。


耳をふさいで夜を走るを、もしこれから手に取るのなら迷わず一気読みをオススメします。



気になる評価は・・・★★★☆☆
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