レベル7(宮部 みゆき/著)

手持ちの小説が切れた”谷間”の時期に開くことが多い宮部作品。
今回はかなりのボリュームをほこる長編ミステリーレベル7を手にしました。

レベル7まで行ったら戻れない」との謎の言葉を残して失踪してしまった女子高生。同時進行で記憶を失って見知らぬ部屋で目覚めた若い男女、二人の腕には消せない文字が刻まれていた・・・。冒頭で提示された謎にすっかり掴まれてしまい、ものすごいスピードで読了できた一冊です。

タイトルにもなっていて、メインテーマである「レベル7とは何か」がおぼろげながら見えてくる頃にストーリーは大団円へ向かって加速をはじめるのですが、残念ながら精読はこのあたりから失速。2つの物語を展開させるからといって、何も登場人物を一箇所に集めなくても・・・。

なんとなく胡散臭げな三枝の本性を見破ることができなかったから嫌味を書いているわけではなくて、クライマックスをもうちょっと捻って欲しかったなというのが一読者の贅沢な思いです。



気になる評価は・・・★★★☆☆

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。