展覧会いまだ準備中(山本 幸久/著)

今回のお仕事小説は展覧会いまだ準備中というタイトルの美術館を舞台にした一冊です。

中庸大学応援団から野猿美術館の学芸員・・・懐かしい・・・というのもかなり前に「yorimo」というサービスの会員向けに毎週少しずつ公開された読み物だったから。

小説の奥付によく「連載していたのを改稿をしたものです」みたいな記述があります。
個人的にその作業は”あとから手を加えてより楽しめるようにすること”だと考えていたのですが、どうやら価値観が変わりました。

読み進めていくうちに感じたのは、主人公を除くそれぞれのキャラはもっとアクが強くてクセモノだったのにこじんまりしちゃった印象を受けました。アクの強さがどちらかというと勘定を表に出さない主人公を喰っちゃっているあたりが醍醐味だったのに・・・。

改稿をしたものについてですが、小説雑誌を手にとって連載小説を読むという習慣はないため、今回のような経験はとても稀でした。その点だけがちょっぴり残念かな。

苦言ばかり並べてしまいましたが、今回も心動かされる一言がありました。

『だけどやるんだよ。やらなくちゃ駄目なんだ』


展覧会いまだ準備中、是非手にとって開いてみて下さい。

気になる評価は・・・★★★☆☆

野猿美術館

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