掟上今日子の備忘録(西尾 維新/著)

半分すぎまで読んで「あっ、もうすぐ終わっちゃう」と既に名残惜しくなってしまう一冊に、久しぶりに出会うことができました。

掟上今日子の備忘録は次の5つの物語からなる連作です。

初めまして、今日子さん
紹介します、今日子さん
お暇ですか、今日子さん
失礼します、今日子さん
さようなら、今日子さん

主人公”掟上今日子”は一度眠ってしまうと記憶がリセットされてしまうという特異体質の探偵。
そのためお仕事の謎解きに関わるのは1日しかないという設定です。

隠館厄介(かくしだてやくすけ)という明らかに怪しげな人物の視点で、”忘却探偵”の活躍は語られます。


冒頭は隠館厄介のまわりくどい説明や、お世話になった元上司の紺藤との一風変わった会話口調が気になってしまうのですが、読み進むうちに慣れてしまうというか、このあたりも計算ずくなのかなと考えさせられるようになります。


淡い好意を抱いている異性に会う度に初めましてと挨拶されるのは、仕方ないこととはいえ相当な苦痛だろうなと感が得るようになれば、多分すでにこの物語の世界観にどっぷり浸かっていることでしょう。

調べてみると既に続編も刊行されていました。
楽しい時間は、まだ続きそうです。

気になる評価は・・・★★★★☆

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