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華麗なる欺き(新堂 冬樹/著)

新堂氏の小説を手にすると、これは白なのか黒なのかとまず考えてしまうクセがつきました。そんな考えを頭の隅に追いやりつつ、華麗なる欺きを読了。


登場人物がほぼ詐欺師という、一風変わったお話。
小説にしても映画にしても詐欺師を扱う内容だと、一貫した傾向があります・・・まぁそんな点も面白く感じてストーリーにのめり込むわけですが・・・。


スティングの異名を持つ凄腕の若き天才詐欺師・水島は、190億円のマリー・アントワネットの首飾りを狙うことになった。一方、ペガサスと呼ばれる女子大生詐欺師・翼も同じ情報を掴み、同じ獲物をめぐる壮絶な騙しあい・・・



テンポよくスピーディな展開なのですが、なんとなく先が予測できてしまう点がちょっと残念。「次にやるべきこと」もピンときてしまったせいで、エンディングが色あせてしまいました。


心理学を引用して分析している部分は、ほほ〜と思いながら拝読。
ストーリーとはまったく関係ない部分ではありますが、個人的にはここがいちばん興味を惹かれた箇所かも。


版元の角川春樹事務所の紹介ページには、
裏社会を生きる者たちを描く、ノワールサスペンス!
と、しっかり黒だと書かれています。


読了感がすっきりしているせいか黒というイメージは薄く、もしトラップ満載の続きがあれば読んでみたいなと感じた一冊です。



気になる評価は・・・★★★☆☆
タグ:詐欺師
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