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マッチメイク(不知火 京介/著)

志半ばで逝ってしまった人がいます。
新しくプロレス団体を立ち上げてプロレスラーとしてそして社長として、無理が祟ってしまったのかもしれません。


彼がデビューして初めての海外武者修行へと旅立った頃から応援していたせいか、突然の訃報を聞いても信じられずにいました。続く虚脱感と悲しいはずなのになぜか泣けない変な気分が続いています。


そんな精神状態のときに手に取ったのが本書マッチメイクです。ハードカバーの背表紙には「第49回江戸川乱歩賞受賞作」と書かれていました。タイトルよりも小さな文字の肩書きに吸い寄せられるように手に取っていました。


プロレス会場で起こる殺人事件、その謎を解くべく奔走するまだ「グリーンボーイ」にもなっていない山田聡。あちこちに用意された挿話がプロレスファンなら聞いたことがあるようなストーリーで、そういえば登場人物の名前も実際のプロレスラーになぞらえているようで手に取る時期が違えばもっと楽しく読めたのかもしれない・・・。


マッチメイク、またいつか開いてみたい一冊です。


ひょっとしたらきちんとお別れが出来ていないせいでこんなに悲しいのかもしれません。
この場を使って、三沢光晴氏ののご冥福を心よりお祈り申し上げます。




気になる評価は・・・★★★☆☆
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