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ただいま(不知火 京介/著)

手に取った一冊のタイトルと装丁からどんな内容なのかを想像してみる機会が多いです。
100回泣くことカフーを待ちわびてなど表紙に魅せられて開いてみたという経験もありました。



本日の一冊は、不知火 京介氏の著作ただいまです。
ハードカバーの表紙には赤い薔薇を両手に抱えた女性がいます。三沢光晴さんの突然の死と時を同じくして手にしたマッチメイクはミステリーでしたがただいまはちょっと不思議な恋愛小説。あなたに会いたくて/蛍/バッハさん/ただいま/夢の中へ/いけずな距離という6作品からなる短編集です。


一番印象に残ったのは表題にもなっているただいま


ただいまって言葉がとてもあたたかく感じたお話でした。だって一人暮らしじゃ絶対に口にしない言葉なんですから。


主人公、笠原誠はだれにただいまを言うのでしょう?
ひょっとしたら、物語のかなり後半にならなければ気づかないかも。


どれも「不思議な」としか形容できないストーリー。でもなんだか染み込んできます。
湿度の高い梅雨時の一服の清涼剤がわりに開いてみてはいかがでしょう?




気になる評価は・・・★★★☆☆
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