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アントキノイノチ(さだ まさし/著)

歌手としてだけでなく作家としての顔を持ち始めたさだまさし氏。
最新作「アントキノイノチ」を読了しました。


物語は心に大きな傷を負ってしまった杏平がついた遺品整理業という仕事と、過去の辛い出来事を織り交ぜて進みます。


少し前に「おくりびと」という映画を観て、あまり共感できず、やっぱりどこか遠くの土地の風習の一つを離れた場所から見ていたようなイメージがありました。続けて「おくりびと」の元となった納棺夫日記を開いてみてリアルな体験に圧倒された覚えがありました。


印象の違いを自分なりに解析してみると、映像よりも文字の方が描くイメージが広がるせいかもしれないと気づきました。


アントキノイノチに登場する遺品整理業のお仕事は、おくりびととはちょっと違うけど天国への引越しのおてつだい。とても繊細な文体ですっきり読める小説に仕上がっている分、はたから見ると大変なのだろうなと想像させられます。


ストーリーが終わって奥付の前のページに、3行ほどの文章があります。
はらはらと涙を流しつつ本編を読了したのはわかりましたから、その後に続くたった3行を読み飛ばしてしまうことのないようご注意ください。きっとかなり驚かされると思うので・・・。



気になる評価は・・・★★★★☆
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