季節風 冬 サンタ・エクスプレス(重松 清/著)

サンタ・エクスプレスを読了しました。
ずいぶん前の話になるのですが、少しだけ欠けた月以来の重松作品です。


サンタ・エクスプレスは「あっつあつの、ほっくほく」、「コーヒーもう一杯」、「冬の散歩」、表題となっている「サンタ・エクスプレス」、「ネコはコタツで」、「ごまめ」、「火の用心」、「その年の初雪」、「一陽来復」、「じゅんちゃんの北斗七星」、「バレンタイン・デビュー」、「サクラ、イツカ、サク」の12編からなる短編集。部屋の温度を意識して下げて、手がかじかんだくらいの環境で開くのにふさわしい一冊かもしれません。


読了後、一番印象に残ったのは「コーヒーもう一杯」。
このお話は独特の重松節で描かれた恋愛小説です。冬が終わって春がくると、生活が変わります。大学への入学だったり、社会人一年生だったり。でも春は、別れの季節でもあるんです。そんなことを強烈に思い出させてくれた作品でした。

コーヒーの香りとともに思い出せる「あの頃」が・・・ちょっと切なくなるほど溢れ出てきました。



気になる評価は・・・★★★★☆
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