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ステップ(重松 清/著)

結婚して3年、30歳で妻をなくした父と幼い女の子の物語。
とりたてて大きなイベントはなく、淡々と女の子は成長し父はぽっかりと開いてしまった穴を現実のものとして受け入れていく。ステップはそんなお話です。


ストーリーのキャプチャーは、ケロ先生/ライカでハロー・グッドバイ/あじさい/キュウリの馬に乗って/サンタ・グランパ/彼岸過迄/バトン/ホップ、ステップ/ジャンプ 。
一応連作という形をとっていますが、父娘と彼らをとりまく人々の生活が時系列に並んでいるので、実質は長編小説の体をなしています。


読了してまだ間がないので、さっきまで泣いていた痕跡が残っていて目がちりちりしてます。ステップの作品のあちこちで繰り出される「重松節」は冴え渡っていて、最終話は涙なくしては読めませんでした。


「ステップファーザー」とか「ステップマザー」の意味は血のつながりのない親のことで、言葉としてもあまりポジティブには使われないようです。それでも主人公のステップファーザーとなる『最初で最後の”親父”の説教』はこちらにもゴツンと届きました。


ステップ、とても染みた一冊です。できればハンカチを用意して開いてください。




気になる評価は・・・★★★★☆
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