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奇偶(山口 雅也/著)


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本書は2002年10月にハードカバー、そして今年9月に講談社ノベルスから発売されています。

それぞれ表紙のデザインが違うのですが、劇中にも登場する『奇偶』という書とデザインが一致している分、ハードカバーの方が臨場感が沸きます。


このところ山口氏の著書を好んで読んでいるのですが、主人公も読んでいる読者の視点でも気がつかないうちにどこか別の場所に、いつの間にか連れてかれてしまうような不思議な感覚は、本書でも健在です。

ある教団の教祖との対話部分や旧来の友人である医師との対話部分など、考察が長く続く箇所に間延びしてしまう感はありますが、全体的にはとてもひきつけられるストーリーになっています。600ページを超える長篇を締めるのは、筆者に用意された2種類の異なるエンディング。あなたはどちらの結末を選びますか?


気になる評価は・・・★★★☆
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