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真夏の方程式(東野 圭吾/著)

登場するのは加賀刑事なのか、それとも新しいキャラなのかと期待しつつ手にとった長編小説真夏の方程式を読了しました。


思えば加賀恭一郎は、麒麟の翼で登場したばかり。今回はもう一人のヒーロー(?)、物理学者湯川学が登場します。舞台は都内ではなく、地方の枯れた旅館です。


両親の仕事の都合で、旅館を経営している伯母夫婦のもとで夏休みを過ごすことになった恭平。その旅館に湯川も宿泊することになります。ある朝、同じ宿の宿泊客が死体で発見され・・・。


得意の物理学を駆使してトリックを見破るという展開ではなく、読み進める読者が犯人にたどり着くという下りは楽しかったです(もっとも普通のミステリーでは定番ですが・・・)。いままで東野氏のいろいろな作品が映像化されているせいでしょうか、小説を読んでいるはずなのに場面は立体的で、あちらへこちらへとミスリードさせられる経験は秀逸でした。


そして物理学者の手によって明らかにされる真実・・・。
「だからあの時、実験してみせたんだ」とか、パズルのピースがスッと揃ったような気がしました。


真夏の方程式、綺麗な海を想像しつつ浸れる一冊です。





気になる評価は・・・★★★☆☆
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