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切れない糸(坂木 司/著)

「ひきこもり探偵」3部作の最後の一冊がなんとなくもったいなくて開けず、先に切れない糸を読んでみました。

ハリー・ポッターと死の秘宝でも同様で、これでおしまいだと思うと下巻を開くのにとても勇気がいりました。そんな心理状態で臨んでしまったのはちょっと失敗・・・。それほど切れない糸も没頭できた一冊です。

しかたなく家業のクリーニング屋をついだ新井と同じ商店街にある喫茶店のアルバイト沢田が身近に起こるミステリーと対峙するという形で構成された連作短編集。プロローグとエピローグの間に「グッドバイからはじめよう」、「東京、東京」、「秋祭りの夜」、「商店街の歳末」という4つのお話がはさんであります。

名前がクリーニング店の”アライ”だったり、それぞれのお話のタイトルが名画をもじっていたりとひきこもり探偵同様に細かいディテールにもこだわって作られていて、小説以外でも楽しませてくれました。読了後になんとなく続きが読みたくなってしまうほど惹きつけられました。

さて、いま手元には『ひきこもり探偵』シリーズ最後の一冊となる動物園の鳥があります。
卵、巣ときて最後は鳥になるんですね・・・こちらのレビューも、また近いうちに。




気になる評価は・・・★★★★☆
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