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青空の卵(坂木 司/著)

本書『青空の卵』は筆者のデビュー作で、ひきこもり探偵シリーズ3部作の1作目にあたります。

坂木司は作中の登場人物と同じで、ペンネームなのだとか。それだけでなく本名はおろか性別すらも公表していないミステリアスな人物。そんな作家が紡ぎ出す物語にひどく心を動かされてしまいました。

青空の卵は「夏の終わりの三重奏」、「秋の足音」、「冬の贈りもの」、「春の子供」、「初夏のひよこ」の5編からなる連作短編集。
登場するのは保険会社に勤務する坂木と、”ひきこもり探偵”の鳥井。

これ以上書いていくと内容に触れてしまいそうで怖いのですが、坂木が動揺するとそれが伝播して鳥井に移る。読み進めていくとこの動揺が読者である自分に移ってしまいうっすら涙が・・・という場面がたくさん登場しました。きっと波長がぴったり合ってしまったせいだと思うのですが。

あと2冊分彼らの活躍を読めるというのはとっても楽しみなことであります。



気になる評価は・・・★★★★☆
タグ:ミステリー
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