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扉は閉ざされたまま(石持 浅海/著)

密室を題材にしたミステリーというと、どのようなトリックを使って密室にするかという点に焦点が当てられます。

でも今回手にした扉は閉ざされたままは、ちょっと毛色が違って犯人が密室をつくるところから描かれています。


そして長編推理の主題になるのは探偵役と犯人の静かな戦い。
ちょっと変わったミステリーで、新鮮に感じました。長編・短編を問わず、ここのところ続けざまに読んでいるせいか犯人の残した遺留品というか”ほころび”を予想することに成功。


石持作品はちょっとした記述を見逃して「そういえば…」ということが多いように感じます。おかげでとても集中して読むくせがつきました。


それよりも最後まで明かされない犯人の動機にやきもきしたかも・・・。
扉は閉ざされたままはとても読み応えのある一冊です。頭脳明晰な若い探偵が犯人を相手にどのような駆け引きを展開するのかを、お楽しみください。



気になる評価は・・・★★★☆☆
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